日本レストランでバイトしてみたら ①

昔の出来事

「海外に住んでいると、日本の何が恋しくなりますか?」
と聞かれることがよくあります。

日本の食事だったり、日本語の本や雑誌だったり、テレビ番組だったり、答えは人それぞれですが、僕の場合は「お風呂 / 温泉」でした。

「あれ、日本食じゃないの?」と聞かれたりもしましたが、ありがたいことにボストンには日本食レストランも日本スーパーもそこそこありますから、贅沢を言わなければ大抵の用は足りるんです。

「俺はコハダと甘海老の寿司と、中村屋の肉まんがなかったらどうしてもイヤだ!」という人には辛いかもしれないけど。

そーゆー人は日本に帰りましょうね。


さて、今回は「アメリカの日本食レストランでの出来事」です。

ボストンに着いて3日目。まだ住まいも見つからず、YMCAで仮暮らしをしていた時、大通りを歩いていると「KYOTO」と書いてある店の前を通りかかりました。
どうやら日本食のレストランのようで、こじんまりとした、大衆的なお店に見えます、

外国で日本食店を見るのは何か不思議な感じがしましたが、まあ「お金もないし、当分こういうお店に食事には来れないな」と思いながら、そのまま通り過ぎたのですが。

まさかその一か月後にそこでバイトすることになるとは夢にも….💧

当時、僕の周りにも勉強のかたわらアルバイトも頑張っている人が結構いました。僕も頑張ろうと思い、いろいろ探してみたのですが、すぐには見つかりません。
そんな時に、たまたま知り合った日本人が紹介してくれたのが、そのレストランでした。

かくしてボストン到着早々、大学生活が始まったとほぼ同時に、レストランでの皿洗い、下ごしらえのバイトが始まりました。


しかしいざ始めてみると、まあ大体予想していたとはいえ、色々日本とは勝手が違って (^^);
キッチンで食材の下準備などをしている分にはまだ良いのですが、小さなお店ですからウェイターとして「お運び」もやらされるわけです。
まだ英語もちゃんと喋れないのに。

これが聞き間違いや勘違いの連続!

空いたお皿を下げに行ったら、そのお客さん(アメリカ人のオジサンでした)に、「追加でジンジャーライスをひとつ!」と言われたのですが、

ジンジャー ⇒ 生姜
ライス   ⇒ ご飯
….てことは、生姜ご飯!?

アメリカ人ってスゲーもん食うんだな!
てか、出す方も出す方だし!

とビックリしながらキッチンで注文を入れるも、全く通じず。
ベテランのおばさんに「アナタ、何言ってるの?」と聞き返される始末。

訳が分からなくなりながらも説明をすると「ワハハ!」と笑われ、そのオジサンの注文は「ジンジャーライス」ではなく「ジンジャーアイス(クリーム)」だと教えてくれた。

え~~~~~~~~~!! 
そんなアイスクリーム聞いたこと無ぇし💦

皆さんも無いでしょ?
でもあるんですよ。

当時日本食レストランにおいてあるアイスクリームは、「バニラ」「グリーンティー(抹茶)」そして「ジンジャー(生姜)」あたりがメイン。
で、ジンジャーアイスも食べてみると実に美味しいんですが、その時の心境は「んーなの聞いてないっすよ💧」でした。

もうこういう間違いはしょっちゅうのことで。

お寿司の注文で「マッカロー(サバ / Mackerel / マカレル)」って言うからサバの握りを持ってったら「これは何だ!?」と。
「サバです」と言うと、「オレが頼んだのはマッグロー(鮪 / マグロ)だ!」と怒る。

「あのね! ちゅ~~~と半端な発音の日本語で注文するの、やめましょーね!!」
と言いたくても言えず、キッチンでゴメンナサイして作り直してもらった。

次はうな丼!
「Unadon くれ」って言うから、注文通りにうな丼もってったら…。

…. というお話がまだまだ続くのですが、以下次回ということで。

【続く】

(👇ポチって頂けると嬉しいです!)

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ボストン情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました