高層ビルディングの展望台から

観光見どころ

 まだほんの数記事しか載せられていないこのブログですが(すみません、投稿ペースが遅くて💦)、今回はこのボストンという都市の全体的な雰囲気をご覧頂く為に、街の中心地に立っているプルデンシャルタワーという高層ビルディングからの眺めをご紹介致しましょう (^^)

 ある程度の規模の街であれば、どこにでもひとつくらいは「高いところから街を見渡せる展望台」があるものですが、ボストンにおいてはこの「プルデンシャルタワー」が正にそれです。
 1960年代初頭に建てられたこのビルは52階建てで、現代の感覚では「これを高層ビルと呼んで良いの?」と思ってしまいそうな高さの建物でありまして、外観も設計された時代の古さを感じさせる、少々レトロな雰囲気のビルディングです。
 そして高さではボストンで2番目に高いものです。
 
では堂々一位に輝いている建物はと言いますと、これはすぐ近くに建っている「ジョンハンコックタワー」というビルで、こちらは70年代初頭に完成したものです。それでも60階建て….という可愛らしいところでございまして (^^);

 実は以前にはジョンハンコックの中にも高層階の展望台がありまして、ジョンハンコックの60階とプルデンシャルの50階からの眺めを比べて楽しむことも出来ました。
 そのどちらにもそれぞれ特徴があって、僕は両方とも好きだったのですが、ある事件をきっかけにボストン最高層ビル、ジョンハンコックの方の展望室は閉鎖となってしまいます。

 他ならぬ2001年の「9.11同時多発テロ」です。

 あの事件でニューヨークの世界貿易センタービルに突っ込んだ二機の飛行機は、ユナイテッド航空とアメリカン航空の旅客機で、両方ともボストンのローガン空港から飛び立ったものでした。

 そういった経緯もあり、事件後これらのビルの展望室は両方とも閉鎖となり、その後プルデンシャルは再オープンしましたが、ジョンハンコックの方は永久閉鎖となってしまいました。
 ですので、今日ご紹介するプルデンシャルタワーの50階にある「Skywalk / スカイウォーク」が現在ではボストンで一番高い展望台となります。

 そしてこのプルデンシャルタワーは、「プルデンシャルセンター」という、ボストンの中心地にある大きなショッピングセンターの中にありますから、実に便利! センター内に多くのレストランやカフェ、様々なお店がある上に、周りのホテルや他のショッピング施設と屋内でつながっていて、天候に左右されずにお買い物やお食事を楽しめます。
 また、そもそも場所そのものがボストン観光の要の様な所ですから、古い教会、全米最古の図書館、ボストンマラソンゴールライン、数々の有名ホテル、レッドソックスのフェンウェイ球場、ボストンのお洒落ショッピング通りなど、どこへ行くにもアクセス良好!です。

 えー、さてさて、ちょっと暗くて申し訳ないのですが、こちらの写真は早朝に夜明け前のタイミングで、ボストン市の川向うにあるケンブリッジ市から写したものです。

いや、こっちの写真の方がまだマシかなあ….。

 正面左側に建っているのが60階建てのジョンハンコックタワーで、右側に見えるアンテナ付きのものが今回のプルデンシャルタワー。

 いや、こんな写真しかご用意出来なくてホントに申し訳ないですが💦

 このビルの最上階である52階には「Top of the Hub / トップ オブ ザ ハブ」という名前のレストラン / バーがありまして、ボストンの東西南北の風景を眺めながら食事やお酒が楽しめる人気のお店です。
 ディナータイムには毎晩ジャズの生演奏が楽しめるのも魅力でした。 
 しかし、この長年人々に愛されてきた人気のお店は昨年2020年で閉店となってしまいました。
 
 理由は言うまでもありません。
 新型コロナウィルス、です💧

 という訳で、52階のレストランの詳細は割愛して、50階のスカイウォークのご案内をいってみましょう!

こちらは東側の窓から街の中心地を望んだ風景です。
正面に大きく見える建物がジョンハンコックタワー。
手前側にはビジネスビルや赤煉瓦の住宅が並んでいますが、この辺は通称バックベイと呼ばれているエリアです。

ちなみに、この写真の手前左側の一部をアップにすると、大通りの上を黄色いペンキのラインが描かれているのが分かります。
見えますか?
これが毎年4月に行われる、ボストンマラソンのゴールラインです!!

これは毎年行われ続けているマラソンとしては世界最古のものでして、一昨年の2019年で第123回目となりました。
しかしその記録もそこでストップ。昨年の2020年は中止。

これもコロナウィルスのせいです💧

👇 これがゴールライン


上の写真よりもうちょっと左(北側)を向くとこうなります。
「ザ、ボストン市内の住宅街!」って感じですが、この煉瓦造りの建物からなる街の雰囲気は、やはり英国の影響を強く感じますね。


こちらは北側で、この広い川の名前はチャールズ川。
そのこちら側がボストン市で、向こう側が名門ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学で有名なケンブリッジ市です。
ちょうど真ん中に見える長い橋の名前がハーバードブリッジといいまして、この橋を向こうのケンブリッジに渡った所から川沿いに左右800mづつ、合計1.6kmがずーーーっとマサチューセッツ工科大学のキャンパスです。
デカくて長い、ウナギの寝床みたいなキャンパスですな (^^)

手前の住宅地もバックベイ地区。
このバックベイは百数十年前まではチャールズ川の中でした。つまり大規模な「埋め立て」が行われて現在の姿になった訳です。ですから、昔の地図と現在の地図を見比べますと、ボストンはその姿がまるっきり違います!

さて、今度は西側を見てみますと、
出た!!ボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイ球場です。
現在でもプロ野球の公式試合が行われ続けている球場としてはアメリカ最古のものです。
またサイズの小ささも全米屈指で、観客席数はわずかに37000席程度。中に入ってみると、まあ雰囲気の古い事古い事!内野席の座席なんていまだに木製ですからね。
この球場については後日改めて特集を組んでみたいと思いますので、乞うご期待! なるべく早くアップしますね (^^);


これは、車での移動中にちょっと一枚撮ったもので、プルデンシャルタワーはこんな風に街のどこからでもその姿が見える建物です。

 と、まあこんな風にボストンの風景を眺めながら、それぞれの名所や街の位置関係を把握するのに便利な場所がこのプルデンシャルタワーです。駆け足でのご紹介でしたが、もう少し写真がちゃんとしていれば良かったな💦
 それではまた次の投稿で!


 

 (👇宜しかったらクリックを!)

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ボストン情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

  1. 清水照久 より:

    現在この展望台も廃業しているようですが、実際のところどうなんでしょうか?
    先週末ボストン行きましたがホームページにpermanently closedって書いてあったので近づきもしませんでした😆

    • 風 より:

      清水様

      このブログへの初コメントを有難うございます!!

      本文には書きませんでしたが、仰る通りです。展望台、そして最上階のレストラン(Top of the Hub)も今年の春で営業を止め閉店しました。
      今後のプランは、一番上の数階を大規模な展望施設として再オープンするとのことでして、2023年を予定しているそうです。

      最近ボストンに来られたのですね。出来ればあのスカイウォークからの眺めを楽しんで頂きたかったです。
      次回のご訪問の予定はあるのですか?

タイトルとURLをコピーしました