アメリカで運転してみた ⑧ 「違反キップとレッカー移動」

昔の出来事

前回のお話しのように、警察に捕まっても「僕に落ち度がないのでチャラになった」ケースばかりなら良いんですけどね。でも毎回そういう風に上手くゆく訳もなく …. 。

ある雨の晩、仕事の帰り道を急いでいた僕は、下りのカーブの途中で信号が赤になったにもかかわらず、「いいや!行っちまえ!!」とそのまま突っ切ったのですが。
その交差点の陰に、しっかりコイツが停まっておりました
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「やっべーーーー!!(><);」と思ったのだけど、時すでに遅し。
目にも鮮やかな赤色灯をビカビカ光らせながら、猛ダッシュで近づいて来て停められちゃって💧

どうしよう? 
ブレーキしたけど間に合わなかったってウソついちゃおうか? (← 最低)

で、こちらにやってきた警官に「下りのカーブだから雨でスリップするのが怖くてそのまま行っちゃって….」などと言い訳をしたのですが。

その後警官は僕が提示した免許証と登録証をパトカーに持ってゆき、確認作業を始めたのですが、戻って来た彼が言ったのは予想もしない様な言葉でした。

「実はね、悪いお知らせがあります」

わ、悪いお知らせ??

「アナタはまだ免停中になっていますね」

は?

意味が分からない💧

もう20年以上前のことだから詳細までハッキリは覚えていないのですが、お巡りさんの説明を聞くと、以前に僕がやらかした違反に対する手続き(市役所での支払いか何か)が完了していないため、現在は運転免許が一時的に停止扱いになっている、とのこと。

確かに違反は覚えている。
でもその始末は全部終えたんじゃなかったのか?

でも違ったんですね。
だから僕は短い間「免停状態で運転してた」わけで。
これはヤバいです💧

結局僕は違反キップをありがたく頂戴したのですが、今回はそれだけでは終わりません。
なんたって免停中。運転して帰れない。

で、お巡りさんの言うことには「今からレッカー車を呼んで、車はレッカー会社で預かります。明日以降免許の手続きを完了させてから取りに来るように」… だそうで。

まあそれは仕方ないとしても、これからどうやって帰れと?
だってこの辺は電車もバスも通らない郊外の寂しい街。

そしたら「では最寄りの駅まで送ってあげるから」ということで、僕は生まれて初めてパトカーに乗せられることとなりました。


さて、僕はこの件についても一応「異議申し立て」をして、後日裁判所に行ってみたのですが、この時は前回とはまるで雰囲気が違っていて….。

まず、通された裁判室が前回の時のような「小さな普通のオフィス風」ではなくて、もうこれが
「ザ、裁判所!」 といった感じで、よくテレビのニュースで見るアレそのもの💦

マジかよ….💧 と思ったのだけど、もう帰れない。

裁判が始まり、やがて自分が話す番になると、僕はあの時に「何故止まらずにそのまま進んだのか」を説明し、最後に「今でもあれは正しい判断だったと思っています」と付け加えてみました。

…. ホントは思ってないんですけどね。ゴメンなさい! m(_ _)m

すると裁判官は、それについては何も聞かず、「では、違反後の手続きを完了せずに免許停止のままで運転していたのは何故なのか?」と、もうひとつの違反について聞いて来る。
しかしこれはもう100%僕の過失なので、素直に自分の落ち度であることを謝罪しました。

結局、下された判決は「免許の点数はそのままで、罰金の支払いのみ」という、ああちょっとは助かったかな … といったモノに落ち着きました。
確か200ドルだか300ドルだかを払うことになった筈です。

…. とまあ、交通違反で取っ捕まった出来事を二件お話ししてみました。
実はこの他にも「出張中に他の州で捕まった編」「仕事中にお客さん乗せたまま捕まった編」など色々あるのですが、今回はこのくらいにしておきましょう (^^);

さて、すっかり長くなった「アメリカで運転してみた」の記事ですが(更新が遅くてスミマセン💧)、次回からは趣向を変えて「車窓からの風景」を動画とともにお伝えしてみましょう。

それではそれでは。


宜しかったら是非!
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