「足がつっちゃったお兄さん」を無情にも置き去りにしてw、
目の前の角を左に曲がると、そこはボイルストンストリート (Boylston St)。
世界ランキング選手も、熱心な市民ランナーも、あまり熱心でない飛び入りランナーも、そして途中で嫌になって歩いちゃってるランナーも、このボイルストンストリートの「最後の一直線」は最後の力を振り絞ってダッシュ!!
500m先に見えるゴールラインのゲートまでは、息が苦しくても足が痛くても走ります。
そして、こんな遅い時間になってもまだ熱い声援を送り続けてくれている応援の皆さんに見守られながら、遂に42.195キロを完走!
ゴールです v(><)v
ようやく終わった!という安堵感を噛みしめながら、まずはゆっくり歩いてクールダウン。
鳴り止まない声援とスピーカーから流れるテレビ中継のアナウンサーの声を聞きながら、そのまま救急看護センターに向います。
そこで炎症した足を冷やすアイスパックをもらうと、僕はその場にへたり込みました。
周りを見渡すと、みな冷えから体を守るシートに身を包みながら、疲労と充実感を感じさせる表情で歩いています。


そして完走したランナーたちに飲み物やフルーツを提供するスタッフも大勢スタンバイ!


動画でご覧いただくと、こんな感じ!👇
こうしてボストンで最大のスポーツイベントは今年も無事終了。
毎度毎度ヘロヘロになってのゴールインだけど、終わってしまえばあとは楽しい打ち上げ飲み会が待っています!
僕は毎年このレースが終わるたびに感じる事がふたつありまして。
ひとつは、「世界レベルの強豪選手から一般の市民ランナーまで、参加した一人一人がみな主人公なのだな」ということ。
もうひとつは、僕のような「未登録ランナー」の参加を許してくれるボストンマラソンへの感謝の気持ちです。
そして打ち上げの席などでは「来年こそはちゃんと練習して参加しよう!」と毎年のように言うのですが、結局2007年に走った最後の大会まで一度も継続的な練習はせず、毎回ぶっつけ本番の参加でした。
お恥ずかしい💦
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さて、ところで、です。
ちょっとこの写真をご覧ください。


何やら大勢のランナーが途中で止められて、立ち往生している様子が見えます。
実はこの場所はゴールラインまであと数百メートルという地点でして、これより後に続くランナーも全てここでストップさせられてしまいました。
これは2013年のマラソンの様子で、スタートから4時間ほどが経った頃です。
その時のゴールライン周辺の様子が、こちら 👇


そうです。
ご記憶の方も多いと思いますが、この年に起きたのが死者5名(犯人含む)、重軽傷者約300名を出した「ボストンマラソン爆破テロ事件」でした。
次回はこの事件について書いてみますので、もうしばらくお付き合い下さい。
【続く】
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