ああ、ボストンマラソン!① 【今年で126回目】

ボストン生活

以前にも書きましたが、ボストンという街は「アメリカで最古の○○」というモノがやたらと多いところでして、「大学」「公園」「植物園」「地下鉄」「公立図書館」「野球場」と、これらはみなボストンにある物が全米最古のソレです。

で、なかにはそのアメリカの枠を超えて「世界で最も古い○○」になっているものまであり、それが「毎年欠かさず開催されている最も古いマラソン」であるボストンマラソン。
ボストンといえば、美術館や交響楽団と並んでこのマラソンをすぐに思い浮かべる方も多いようですね。

残念なことに、その連続開催記録も2019年の第124回大会で更新がストップ💧
理由はいうまでもなくコロナ禍、です (><)

しかし翌々年の2021年は例年の半年遅れで再開催され、そして今年は通常通りの4月に無事126回目大会が行われました。
ちなみに第1回目は1897年。
行われるのは毎年4月の第三月曜日で、この日はマサチューセッツ州などの「愛国者の日 / Patriots Day」という祝日です。
北国ボストンもこの頃になると、ちょっと春らしくなってきています。

面白いことにこのボストンマラソンには、普通のマラソンのような「折り返し地点」がありません。
ボストン市からずーっと西に行ったところにある「ホプキントン / Hopkinton」という小さな町が出発地点で、ランナーは午前10時にそこを出発して、ひたすら東へ東へとゴールを目指します。

そしてその全長42.195キロのコースの沿道で応援している人々の多いこと! そしてその応援の熱いこと!!
ホプキントン ⇒ アシュランド ⇒ フラミンガム ⇒ ネイティック ⇒ ウェルズリー ⇒ ニュートン ⇒ ブルックライン ⇒ ボストン …. と、八つの街を通るコースの最初から最後まで、いつもなら人っ子一人いないような田舎道でも声援が鳴り止むことがありません。

そしてもうひとつの面白いポイントが「ゼッケンの無い未登録者でも走らせてもらえる」ということでして、これはちょっと他のマラソン大会では聞いたことが無い、というか考えられないことですよね。
でも本当なんです。
参加登録して無いくせに15回も走った僕が言うのですから間違いありません!!(^^);

当日のスタート地点では、まず一番先頭に車椅子の選手がいて、その次に世界クラスのトップランナーが並びます。
そしてその後ろに一般のエントリー選手がずらーっと何百メートルも並んでいるのですが、さらにさらにその後ろ、一番最後に「登録をしていない飛び入りランナー」たちがこれまた何千人と並んでいて、ゼッケン無いくせにいっぱしの参加者気取りw
その表情もスタートに向けて熱く燃えちゃってます。

「ゼッケン付けて無いと途中でコースから出されないの?」と聞かれたことがありますが、これが大丈夫なんですよ!
世界屈指のマラソンであるこのボストンマラソンは、未登録ランナーにも実に優しくて、途中の給水スタンドでは水もスポーツドリンクも飲めますし、救急センターではちゃんと手当を受けさせてもらえるんです。
もちろん最後にゴールインした後の応急手当も一般ランナーと変わりなく受けられます。

なんか、「参加費も払ってないのにゴメンなさい💦」って感じもするんですけどね。

あ、そういえば過去に一回だけ、スタートから早々に警察官によってコースから追い出されたランナーを見たことがありました。
アメリカ人の二人組の女の子でしたが、彼女らはなんとローラースケートを履いてたんです。
そりゃつまみ出されるの当たり前だよw


では次回は僕が走った時の思い出話を少々。

【続く】

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